数年前に光回線を利用したIP電話を導入しました。実際に使ってみて、業者から提案された内容以上にメリットを感じています。
社内の古くなった電話機を入れ替えるタイミングで、クラウド上で管理する方法に不安を感じていましたが、特に問題はありませんでした。
PBXの設置と保守料金
社内にPBXを設置すると、故障がなくても毎月保守料金が発生します。クラウド型でも保守費用はかかりますが、訪問が不要で、故障時には自動的に修正されるため手間が省けます。
ただし、電話回線とPBXの問題を判別するのは難しいことがあります。NTTのように通信回線とIP電話の仕組みを一緒に提供できるところを選ぶと安心です(NTTが必ずおススメというわけではありません)。
通信回線と仕組みの提供を異なる業者で利用する場合は、PBXに不具合があったときに、エラー表示の分かり易いタイプを選ぶのに注意が必要です。
社内の手間とストレス
電話の故障は、私のように電話関連の知識がない人にとっては非常に面倒でした。
担当になった際、社内からの嫌味を受けることもあり、ストレスが溜まっていました。しかし、クラウド型のIP電話に切り替えたことで、このような状況が改善されました。
システム上の不具合についてはネット上で告知されるため、嫌味を言われることがなくなりました。
設定の柔軟性
従来のPBXでは、設定変更を専門業者に依頼する必要がありましたが、クラウド型に切り替えることで、ネット上で自由に設定変更ができるようになりました。
管理者以外は変更できないように厳重にロックされているため、安心して利用できます。
便利な機能とコスト削減
IP電話の最大の利点は、インターネット接続があればどこでも着信を受けられることです。
会社に行けない時でも設定を変更すれば、自分の携帯電話に会社への着信を自動で転送できます。さらに、スマホに専用アプリを入れれば、SIMカードなしでもWi-Fiで通話が可能になり、費用の節約にもつながります。
経費削減とフリーアドレスの導入
PBXを社内に設置しなくなったことで、交換作業が不要になり、経費が大幅に削減されました。また、掛けた先がスマホでも内線番号が残るため、社員間での電話のやりとりもスムーズになりました。
これから光回線を使ったIP電話を検討されている方の参考になれば幸いです。
PBX(Private Branch Exchange)とは
PBX自体をご存じの前提で記事を書いてしまいました。面白そうなので、AIに質問してみました。調べればすぐ分かりますが、纏めてくれたので載せてみます。
PBX(Private Branch Exchange)とは、企業や組織内で使用される電話システムの一種です。主に内部通話を管理し、外部の電話回線と接続する役割を担っています。PBXを導入することで、複数の内線電話が同一の外線回線を共有し、効率的に通信を行うことが可能になります。
主な機能
内線通話: PBXは社内の電話同士の通話を可能にし、外部への電話を共有回線で行うことができます。
着信管理: 外部からの着信を振り分け、特定の内線に転送する機能を提供します。これにより、電話対応が効率化されます。
留守番電話: 不在時にメッセージを録音し、後で確認できる留守番電話機能を持つ場合があります。
通話の録音: 顧客との通話を録音し、後で確認することができる機能を搭載しているPBXもあります。
電話会議: 複数の内線が参加する電話会議を容易に行うことができる機能があります。
利点
コスト削減: 内線通話は無料で行えるため、通話料金の削減が期待できます。
効率的なコミュニケーション: 通話の振り分けや保留などの機能により、業務の効率が向上します。
拡張性: 必要に応じて内線を追加することが容易で、企業の成長に合わせてシステムを拡張できます。
近年の動向
従来のPBXはハードウェアを必要とするため、設置やメンテナンスにコストがかかることがありました。最近では、クラウド型PBX(Hosted PBX)も普及しており、インターネットを介してサービスを提供するため、初期投資や運用コストの削減が可能です。クラウド型は、設置や設定の手間が少なく、柔軟性が高い点が特長です。
余談
この記事のアイキャッチ画像をAIに作って貰いました。かなり楽になりますね。
ただ、よーく見ると、この電話を掛けている人、右手でスマホを持って左耳に当てているような?普段あまり考えた事がなかったんですけど、左耳で聞くなら左手でスマホを持ったほうがいいですよね?キーボード打てなくなるし。
凄く便利なAIですが、まだ使うには色々と注意が必要ですね。不自然なところが逆に面白かったりしますけども。
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